上板橋駅から徒歩1分。オープンから19年目に突入した、『酒亭いぶき』があります。
日替わりのお惣菜が5〜6種類。仕入れの状況で、毎日献立が変わります。奥様の手作りお惣菜にはファンも多く、お酒が飲めないお客さんも足しげく通う居酒屋です。
女性おひとりでの来店も多く、お客さん同士で会話がはずむこともよくあるそうです。カウンターとイスは、くつろげる座り心地を計算して、店主が建築家に発注した逸品。肩を張らず、背にゆっくり持たれながら、お酒と料理に舌鼓を打ちましょう。思わず「ただいま」と言ってしまうほど、穏やかな空間です。
取材日は、「小あじの南蛮漬け(390円)」、「豚肉のアスパラ巻き(390円)」が日替わりのお惣菜でした。家庭的で体に優しい美味しさに、胃袋が癒されます。
日光の今市で製造される地酒もご用意しています。店主のおすすめは純米酒。「原酒(640円)」、「ひやおろし(540円)」、「清開(440円)」が特におすすめです。クセがなく、お水とお米の美味しさ、仕事の丁寧さがダイレクトに伝わってきます。
店内には、店主のドローイングをはじめ、ご友人の作品が並びます。のれんもお知り合いの書家の作品。エネルギッシュな文字からは、同店のアットホームな温もりも感じられます。
妙高のこそばは、要予約の逸品。店内で丁寧に打ち、10割で提供されています。こそばの実はなかなか手に入りにくく、近郊でこれを食べられるのは同店だけなのだとか。生産者も少なく、手間暇かけて育てたそばは、味が深く、豊かな風味が楽しめます。そば本来の旨味をぜひご堪能あれ。
※価格はすべて税込
酒亭 いぶき
03-3933-3705
板橋区常盤台4-34-3(地図)
17:00~22:00
定休日 水曜日
駐車場なし
※記事は2015年10月時点のものです。